こんにちは、miyuです。
ご訪問いただきありがとうございます😊
もうすぐ2か月を迎える娘ですが、
生後1か月の頃のことを記録として残しておこうと思います。
NICUでの面会の様子、
生まれてから1か月の間で乗り越えたことなど、
あれこれ書いていきたいと思います。
それではこちらからどうぞ!
誕生から生後1週間
◆72時間の壁
まず生まれてすぐに説明があったのは、72時間のリスクのこと。
早く生まれた赤ちゃんは血管なども未熟な状態にあるため、
72時間以内に脳内出血を起こす可能性があるとのことでした。
確率としてはすごく高いわけではないのですが、
もし脳内出血が発生するのであればこの72時間以内に起こることが多いのだそうです。
この72時間を何事もなく乗り越えてほしいと面会に行くたびに願い、
72時間超えるのがとても長く感じました。
◆脳内出血の所見はなし!だけど…
出血は起こらなかったものの、気胸ができてしまいました。
気胸は72時間とか全然関係ないのだけれどね。
娘のように在胎週数が少なく小さく生まれた赤ちゃんは、
肺機能が未熟な状態で生まれてくるので、
気胸が起こることは珍しいことではないようです。
溜まってしまった空気を抜くためのチューブが挿管されましたが、
細いチューブ1本だけではうまく空気が抜けず、
夜間にもう1本ちょっと太めのチューブを追加で挿管することに。
ただでさえ小さな体に心電図やサチュレーションのモニターやら
点滴や血圧を測るための針が刺さっているのに、
これ以上追加で挿すことになるとは…
たくさんのコードやチューブにつながれた娘に、
「早く生んでしまったばかりに、痛い思いをさせることになってごめんね」
と何度も思いました。
とはいえこの追加のチューブ処置が上手くいき、
割と早い段階で気胸は回復→抜管となりました。
チューブが抜けた後にも気胸が再発することもなく、
今では呼吸が苦しそうな様子も全然なくとても元気です。
娘のもつ生命力の強さには驚かされるばかりです。
誕生から2週間~3週間
★呼吸器の種類が変わった!
挿管型の人工呼吸器が外れ、お鼻の呼吸器(経鼻式持続陽圧換気)に変わりました。
呼吸器が変わったことで、お帽子をかぶっていました。
帽子を被った姿も可愛くていくつも写真を撮ったっけな。
そして挿管型でなくなったことより、娘の声が聞こえるようになりました。
初めて娘の泣き声を聞けたのは生後17日のこと。
保育器越しだったのと体が小さいので声量がなく、すぐには気づかなかったのですが、
気付いた瞬間「これが娘の声か…!やっと聞くことができた!」
と、すごく嬉しかったのを覚えています。
平日の日中だったので私のみの訪問でした。
家に帰ってからすぐに「娘の泣き声を聞いた!」と主人に報告しましたね。
★はじめてのカンガルーケア
呼吸が経鼻式に変わり、カンガルーケアができるようになりました。
出産日以来のカンガルーケア。
久しぶりに胸の上に来た娘。
まだまだ小さいながらも生まれた時より少し重くなったこと、
伝わる心臓のドキドキや体温に胸がきゅーんとなりました。
久しぶりにタッチングじゃなくてこの胸に抱いてあげることができたことは
またひとつステップアップすることができているんだなと感じました。
カンガルー中は低体温になってしまわないように(まだ体温調節機能が未熟)、
上からバスタオルをかけて保温していました。
★ふらつくサチュレーション
特にカンガルーケア中に数値が安定しないことが多かったです。
最初は95~99とかあっても、途中で80台に落ちて戻って…を繰り返す💦
ただ単に足をばたつかせたときにモニターがずれてしまっただけのときもあれば、
そうでないときもあり…。
呼吸機能が未熟なため、無呼吸発作を起こすことが何度もありました。
呼吸していないな!?というときには
お尻のあたりを気持ち強めにさすって
「呼吸してよー!」とお知らせしてあげると、
思い出したように呼吸をし始めました。
でもまた時間が経つと無呼吸になってまたお尻さすって…の繰り返し。
サチュレーションが落ちるだけでなく心拍も2桁に落ちてしまうことがあり、
それが一番怖かったかも。
このまま落ち続けて心停止になってしまったらどうしよう、と。。
だからカンガルーケアは幸せな時間でもあり、
少しドキドキの時間でもありました。
あまりにも数値が毎回のようにふらつくので、
抱っこしてあげたいけど、それが本人にとって苦しい時間になっているのでは…?
なんて思うことがでてきました。
その頃ちょうど主治医の先生とお話する機会があり、
こんな質問をしたことがあります。
「ケア中にサチュレーションも心拍も数値がふらついて本人が苦しいなら、
本人の呼吸機能が落ち着くまでカンガルーケアを控えたほうがいいのでしょうか…」
先生からの回答は、
「その日の受け持ちの看護師が、本人になにかあれば適宜対応をするから、
そこは心配しなくて大丈夫。
むしろカンガルーケアは積極的にやってほしい。
カンガルーをすることでお子さんとお母さんの今後の愛着形成にもとても効果があるし、
お子さんにとって幸せな時間だと思うから」
とのことでした。
カンガルーケアを積極的にやってOKと先生から言ってもらえたことで、安心できましたね。
とはいえ数値がふらつくことは変わらずしばしばあったので
そのたびにドキドキしていたことには変わりありませんが💦
★初めての眼底検査
早産児のほぼ100%が発症する未熟児網膜症の検査が、生後26日のタイミングではじまりました。
検査は眼科病棟に行くのではなく、病室に眼科の先生が来てくれるので、
その場で検査してもらえました。
検査中はちょっと離れたところから様子を見ていて、
検査後先生から現状の説明がありました。
初めての検査では網膜症の所見は今のところ見られないと言われ、
安心したことを覚えています。
とはいえ1回の検査で見つからなかったから「あなたは未熟児網膜症ではないです」というものではなく、
修正週数40週くらいまではいつ発症してもおかしくないのだそうで。
翌週も検査、ということになりました。
検査の時間はほんの5~10分程度ですが、
いきなり部屋が薄暗くなって、器具で目を開けさせられて、
暴れないように押さえられていて…
本人にとっては恐怖の時間以外の何物でもないよね💦
必要な検査と分かっていながらも、
離れた場所から聞こえてくる娘の泣き声にとても切なくなったなあ。
検査が終わった後すぐに娘のそばにいき、
「よく頑張ったね」と手を握ったり頭を撫でてあげたりしました。
★初めての月齢フォト
まだまだ閉鎖式の保育器の中にいて、
プラスチックの壁に囲まれている娘でした。
なにか1か月記念の写真を残したいと思い、
ダメもとで看護師さんに
月齢フォト撮影用に積み木を持ちこみ、保育器の中に並べて撮ることは可能か確認。
意外とあっさりとOKがもらえました。
積み木で消毒ができるからかな?
そんなわけでお誕生1か月記念日には積み木をいそいそと持ち込んで撮影~📷
積み木を並べてみたら…
うちの娘、積み木3個分の身長か~い!!!
改めてまだまだ小さいなと思ったけど、
こんなに小さいのに手足の激しすぎるほどのバタバタは健在で。
生きる力の塊だなと感じました👣✋
しかも動画撮影時に「○○(娘)ちゃーん」って呼んだら
「はーい✋」ってかんじで手を挙げてくれて😲
うちの子もうお話分かるとか天才か!?!?
なんて早くも親バカ発揮です(笑)
嬉しいばっかりではなく心配も尽きない1か月でしたね。
1日の中で心配のほうが多い時には、病室や家で泣くこともありました。
病室で涙がこぼれそうなときには必ず娘に背を向けて泣くようにしていました。
娘にはいつでも笑顔を向けて、苦しい時も安心させてあげたいなと思っていて。
早く小さく生まれた分、特に最初の1か月は壁だらけ。
上手くいくばかりではなかったなと、当時を振り返ってみると改めてそう思います。
それでも私の心配をよそにいろんな壁を乗り越えて、
一歩一歩進んでいる姿を見ると、
大人が思っている以上に子どもの持つ生きる力ってすごく強いんだと
いつもびっくりさせられてばっかりです。
そんなかんじで誕生から1か月の振り返りはおしまい。
次は生後2か月のときの記録を投稿したいと思っていますが、
なんと嬉しいことにもうすぐ退院できそうです。
もしかしたら2か月振り返りじゃない内容になるかもです。
それでは今日はこのへんで。
最後までお読みいただきありがとうございました●🎀●
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